最近、くせ毛や髪のパサつきが気になる。以前よりも、髪のボリュームがなくなってきた。頭皮がが硬い。
頭の形がいびつだ。眉の上が膨らんでいる。まぶたが重い。顔が左右ゆがんでいる。頭がスッキリしない。
疲れやすい。首が太く、短くなった気がする・・・・。
こんな状態や症状に当てはまる人は、頭や体に「こぶ」が増えている疑いがあります。
私の言う「こぶ」とは、「たんこぶ」のような大きな膨らみではありません。
実は、私たちの頭や体の繊維質には無数の小さな「隠れこぶ」が存在しているのです。
私が、このようなこぶの存在に気づいたのは、いまから40年近く前のことです。
当時パーマやカラーに使っていた薬液は、今以上に髪を傷め、肌荒れなどの弊害が多発していました。
美容業界では長年、髪型や見た目優先で、体のことは軽視されがちでした。
その傾向の中では、薬液の力などで髪の「形」を変えるために、髪や体の「質」が犠牲になることもあったのです。
そうした美容界の”常識”に違和感を覚え、私は薬液に頼らない髪質の改善方法を研究してきました。
すると、髪質と体質の間には、実に深い関係があることが分かりました。
毛髪の性質は、直毛と縮毛(くせ毛)に大別できますが、薬液の弊害を受けやすい過敏体質の人は、くせ毛や薄毛の人に圧倒的に多かったのです。
その原因は何か。仮説を立てて実証する作業を重ねた結果、「くせ毛や薄毛の人には頭皮に多くのこぶがある」という重大な事実にたどりついたのです。
頭や体にこぶができるのは、乳・・(次ページに続く)